今日は長いことお世話になった木津川の倉庫とお別れの日
6/30で明け渡しなので最後の掃除と荷物の搬出。
7/31の火事以来、なんと11ヶ経った。
毎日片付けてた訳じゃないけど、結構な時間と労力
そしてやってもやっても終わらない物量w
たくさんの人が手伝いにきてくれたり
お別れパーティーもやったけど
結局最後は自分たちでやるしかないからねw
鼻の中真っ黒になりながら、なんとか終わった。
片付けながら色んなことを思い出した。
ここに入ったのはもう10年以上前、
まだリサイクル屋さんをやってた頃で、
当時は勢いもお金もあったから
この倉庫を「ついでに」借りた。
延べ 150坪もある市内の倉庫を
「ついで」で借りるって
今考えるとすごいな、と思う。
でもその後「ここあるし」って事で
ここで家具屋さんをはじめて
いつの間にかROOT FACTORYが生まれて
気づいたら10年。
ひとりやふたりで木工やるには大きすぎる場所、
でも、「やりたいこと」の為に必要だった場所、
それこそ必死で守ってきた。
たくさんの家具をつくり
たくさんの人と出会い
たくさんのイベントをやった。
「楽しい」だけじゃ語れない経験。
そもそも維持するのに必死やったしね。
でも、間違いなくかけがえのない経験。
ここがなかったら今の俺はないし
みんなとも会えてなかった。
だからずっとこの場所は守っていこうって思ってたけど
去年の夏、火事があった。
大事なものがいっぱい燃えて
たくさんの残骸が残って
この場所で「家具をつくる」ことはもうできなくなった。
建て替えた後にもう一度入居って話もあったけど
解体して建て替えてる間待ってるなんてことができる筈もなく
新しい場所に移ることになった。
そっから片付け終わるまで1年かかるとは思わんかったけどw
もう新しいステージははじまってるし
なんせ半年以上もまともに仕事できなかったから
支払いやらなんやらでもう必死も必死w
ありがたいことにあちこちからご注文も頂いて
大忙しではあるんやけど
それ以上に背負いこむ事になったものがデカイからねw
そうして毎日バタバタしながらもなんとか片付けを進めて
ついに今日がその最後の日。
本当のFinal day.
燃え残った(真っ黒やし燃えた、のが正しい?)最後の荷物を
ルーツファクトリーカーに積み込んで
1年近くも続いた片付けが終わった。
重い重い鉄の扉、
火事の影響で最近ではバールかまして漕がないとピクリともしなかった扉、
「こいつを閉めるのもこれで最後か」とか思いながら
長いのか短いのかも分からないくらい疾走ったこの10年を思いながら
最後の全力を出して閉めようとしたその扉は、
まるで自分から転がるようにすっと閉まった。
まるで最後の別れを知ってるように。
今までありがとう。
もう見ることもなくなっちゃう(解体される)けど
ここで過ごした時間は決して忘れんよ。
カタチは無くなってしまっても
ここで起きたたくさんの奇跡は消えない。
いつまでも忘れない。
燃えた後の写真が最後やと恥ずかしいやろうから
火事の前に最後に撮った写真を貼っときます。
なんだかんだで大好きだった、この場所に
さよなら、今まで本当にありがとう。
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