六角太郎を買ってください。1000枚!は?お前アホか?マジで瀬戸際。

「六角太郎を買ってください。1000枚!」




「は?お前アホか?」




昨日の晩、鶴橋(大阪屈指の焼肉タウン)での会話、

俺には恩師ともいうべき人がいる。

自分で仕事をはじめた13年前からいつもお世話になってる大恩ある人。

そうやな、ここでは「Y氏」と呼ぼう。




昨日は火災からちょうど1年だったので焼肉に行ってきた。

1年前の火災の日、現場に駆けつけてくれた友人達と焼肉に行った。

「焼肉焼いても家焼くな」(関西のカリスマCM)のギャグで、

そのあとにくるって分かってる超シビアな出来事(想像もつかなかったけど)を

ぶっ飛ばしてやろうと思ったから。







それから1年経って、なんとか工場は再稼動、おかげさまで仕事もめちゃ忙しい。

でも、落ち着いたとか全くなくて、むしろ大ピンチ、



いや、むしろ激ピンチ。



火災で仕事は止まったけど支払いが止まる訳ではなく、むしろ支出は増えた。

借り入れもめっちゃあって、全く収入もないまま工場の再開の準備しながら

とんでもない額をずーっと払い続けてきたから、

本当にシャレにならんくらいヤバイことになってる。



そんな中でやっと出せた新商品、それが「六角太郎」というカッティングボード

六角形のカッティングボード(まな板)なんやけど、切るためじゃなく

料理を盛ってお洒落に食べる為のお皿みたいなもん。




起死回生を図るために、俺は今まさに命がけでこの六角太郎を売らないといけない。

めちゃ良いもんやから当然「いつかは売れる」やけど、残念ながら今の俺には



そのいつかを待ってる余裕はまったくない。



そんな中、淡路島からY氏に電話したら、その日にご飯に行くことになって

場所が鶴橋になって、淡路島から帰り道に「あっ!今日1周年や!!」って思い出し

去年火災の直後、真っ先に駆けつけてくれた友達の橋本氏(Y氏とは初対面)に




連絡して一緒に焼肉に行くことになった。



そして焼肉店で乾杯してお肉食べながらY氏に六角太郎のチラシを渡した。





「なにこれ?」

「六角太郎っていう・・・(略)」

「ふ〜ん」←まったく興味ない←

「なんぼなん?」

「2500円です」

「ふ〜ん」←さらに興味ない



からの〜



「六角太郎を買ってください。1000枚!」






「は?お前アホか?」



という流れ。

まぁ当たり前。そもそもY氏は経営者ですごくシビアな目を持ってて

「夢で飯が食えるか!アホかお前!」

と、ず〜っと俺を励まし?続けてくれてるような人。すっごく現実主義。



かたや六角太郎は

「料理を持ったらお洒落になる六角形の魔法の木の板」で、現実主義の真逆。

お洒落になったからって1円も儲かる訳じゃない、ただ「楽しい」だけ。




水と油みたいなもんな上に、しかも1000枚

まぁシバかれても当たり前やな、くらいのアホなオファー。



当然に「OK買っちゃうよ!明日届けてっ♪」なんてなる筈もなく

「なに言うてんねんお前、だいたいなぁ…(略)」となっていった。

これもまぁ当たり前というか想像通りというか、



ところがここから話がだいぶ続いた。

↑の理由で大ピンチな俺は本当に六角太郎を1000枚売りたい。

しかもいつかは、とかじゃなくて8月中に。←まじで

なので1000枚買ってというのは冗談でもあるけど本気でもある。




う〜ん、冗談て言ったら失礼か、買ってくれるとは思ってないけど本気、かな。

そして話の核心、

「もしこれを質屋に持ってったら幾らになる?」

「2000円で売れるなら1800円で買うたらぁ!無理やろが!!」

っていうような話になった。実にまっとうな話やと思う。




でも、話しててだんだん腹立ってきた。本気で。




Y氏には怒りなんてない。いや、その時は怒ったかw

大恩ある人のロレックス指差して「その○百万よかよっぱど価値ありますわ!」とか

頭ピヨーンなこと言っちゃってたしw



例えば、相場100万のロレックスなら60万でもオファーはすぐつくやろう

流通性があるならもっとキリキリまでつくかも。

プレミアとかの話になったらもっともっとなるかも知らん。




でも、無人島に持ってったらただのゴミ。




まぁ無人島で生き抜くのに時間分かった方が良いかもやから、

もうチョイはマシなんかな?




100均で売ってるナイフの方がはるかに役に立つ

つまり物の価値なんてその程度のもんで、大事な目安ではあるけどそれくらい。

でもお金はそういう「相場」や「確率」に対してじゃんじゃか流れる。



俺は本当にお金が必要(支払いとかにね)で、その価値のあるものを創ってる。

モンペスツールも六角太郎も、人をハッピーにできる最高に素敵な子達で

モンペは買ってくれて愛してくれてまた買い足してくれる人もたくさんいる。




六角太郎はモンペスツールよりも買いやすい(値段がね)から

もっともっとたくさんに人に「Happy」を届けられるのに!!



そしたらじゃんじゃん張り切って最高に良いものつくって、

それをお客さんに届けて俺は支払いができて、もっと家具を創れる。

そしたらもっと楽しい家具創ってもっと世の中楽しくするのに!!



なのになぜお金はここに寄り道してくれない?



そんな風に考えてたら、



めちゃめちゃまじで腹立ってきた。



六角太郎、こんなに魅力的でカワイイし使ったら絶対ハッピーになるのに、







なんで世の中は六角太郎の存在を知らんねん?



なんで世の中はモンペスツールの存在を知らんねん?



なんで世の中はルーツファクトリーの存在を知らんねん?




て、まじでまじでまじで腹が立ってきた。



腹が立って腹が立って腹が立って、悔しい。



俺は大ピンチやけど、それは今ここにお金がないから。

お金はないけど六角太郎モンペスツールはある。

一緒につくってくれる最高のチームもいる。






お金を出して「欲しい」って言ってくれる人がいる。

「欲しいと思って買ってくれた人」を絶対満足させる自信はある。

要らんて人は要らんやろうし、欲しい人は欲しい。ただそれだけ。



つまり、もっとたくさんの人に知ってもらえればそれだけで解決するんや!!



そう思った。いや、まぁ「世の中それが一番難しいんじゃボケ!」って

またY氏にボロクソ言われそうやし、それも確かにあると思う。




でもね、それしかないんやろ?




俺が、最高の仲間と一緒に家具創って、




お客さんに「Happy」を少しでもいっぱい届けるためには、




それしかないんやろ?




これを読んでくれてるみなさん、お願いがあります。

六角太郎の存在を、たくさんの人に知ってもらうのを、手伝ってもらえませんか?






別に買わんで良いです。



欲しい人だけ、買ってくれたら良い。



ただただ、知って欲しい。





ヨイショして友達に進めてくれなんて思いません。



「なんやあれ?ほんまに良いもんなん?」でも全然構いません。



「俺の方がもっとカッコエエの作ったるわ!」でも全然構いません。




この1ヶ月間、俺は全力で #六角太郎 をアピリまくります。






一緒に #六角太郎 で、遊んでください。


一緒に #六角太郎 で、楽しんでください。




「金ねぇから買えねぇけど俺にくれ!」って人いたら

送るから連絡ください。タダのもんちゃうで!

俺が2500円建て替えるだけの話やで。

「それでも良いから送れ」て自信ある人、連絡ちょうだい。




六角太郎は無駄の極み。




それについてはオフィシャルのブログ読んでください。【無駄の極み】





無駄の極みを楽しめるスタイルって、最高にカッコイイと俺は思う。

だから俺が「この人はカッコイイ!!」って思う人に

六角太郎を送ろうと思ってる。

「あれ?俺に連絡来てねーよ?」って人いたら

忘れてるだけやから連絡ください。



今が本当の正念場、冗談抜きで生きるか死ぬかの瀬戸際。

8/31まで、1ヶ月、俺は全力で疾走ります。



#六角太郎 祭り、はじめます。






もちろん、六角太郎、買ってくれたらもろ嬉しいです m(_ _)m





ROOTS FACTORY公式のブログ↓↓↓




最後に、Y氏さん、いつもすげー気づきをありがとうございます。

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